看護師として活躍するためには実務能力が重要なのは確かです。
現場で現役看護師として働いて日々実践的にスキルを身につけていくのが活躍できるようになるために欠かせません。
しかし、それだけではなかなかスキルが身につかずに苦労する看護師も多く、みるみるうちに腕を上げていく同僚を見てため息をつく人もいます。
これはただ経験の量が違うのが原因というわけではありません。
知識不足が災いして同じ量の経験を積んでも身につくかつかないかが分かれてしまっていることがしばしばあります。
座学は学生の間に行えば良いことであって、現場に出てきてからは実務に執着すべきであるという考え方も世の中にはあるでしょう。
しかし、実際には学生の間に覚えたことは生きた力につなげるのに十分なものではありません。
現役看護師になってから勉強をするのも重要であり、座学を大切にする視点は常に持たなければ成長するのが難しいのです。
毎日少しずつでも座学をする時間を取るだけで知識的な基盤を充実させることができます。
それが現場経験を身につけるための基礎知識となり、同じ量の経験であっても学べる内容を増やせるのです。
現役看護師になると現場での経験を重視してしまいがちですが、それでスキルに伸び悩んでいるときには勉強をする時間を確保しましょう。
少しの知識不足がスキルアップを停滞させてしまっていることはよくあるので、勉強を疎かにしないことが看護師には欠かせません。